将棋のフリークラスとは、結局どういう立場なのでしょうか?
将棋で、フリークラスというものがあるらしいですが。
調べてみたら、公式戦にはであられるけど、順位戦には出られないとのことでした。
私はー公式戦=順位戦と思っていたのですが、どういうことなのでしょうか?
教えて下さい。
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順位戦は公式戦ですよ。
簡単に言えば、フリークラスは対局が0の順位戦と思えばいいのではないでしょうか。
フリークラスにいる人は3種類のあります。
1.C級2組順位戦で3回降級点をとってしまった場合。
2.自分から申し出る場合。
3.三段リーグで2回次点を取ってプロ入りを希望した場合。
4.プロ編入試験で合格。
1と3と4はある程度の成績を収めればC級2組に復活できます。
2の場合はもう順位戦復帰はできません。
フリークラスの人は普及の活動が多くなるそうです。
今のフリークラス者
上記1、3、4に該当する
八段 前田祐司
七段 大島映二
七段 武者野勝巳
七段 植山悦行
七段 堀口弘治
七段 小林宏
六段 武市三郎
六段 安西勝一
六段 野田敬三
六段 高田尚平
五段 中尾敏之
五段 熊坂 学
四段 藤倉勇樹
四段 伊藤真吾
上記2に該当する
九段 石田和雄
九段 淡路仁茂
八段 佐藤義則
八段 田丸 昇
七段 滝誠一郎
七段 宮田利男
七段 森 信雄
七段 東 和男
七段 大野八一雄
七段 有森浩三
七段 所司和晴
六段 飯田弘之
六段 伊藤博文
六段 櫛田陽一
六段 木下浩一
五段 山本真也
五段 金沢孝史
以上です。
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はたからみると やっぱり C級3組と言わざるをえないんじゃないかな
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順位戦を指せず、規定により引退させられる可能性が高い立場です。公式戦は順位戦だけではなく、いわゆる新聞棋戦(他のタイトル戦)はそうでしょう。
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もともとフリークラス創立の眼目は、棋士の番付の大元たる順位戦に参加できない事情を考慮し普及活動の融通をつけるためのものでした。大学教授の資格をもつ飯田弘之五段が専門の研究分野で海外研修を望んだとき、順位戦不参加となってしまう不利益を被る問題が端緒と言われています。飯田五段はこの研究が将棋に関わるもののため休場の認可がおりないことを随分理不尽に思ったそうです。
ここから連盟が認めた場合、順位戦に不参加となる代わりに普及・育成活動や文化的貢献事業などに注力できる立場としてフリークラスができました。公平を保つため宣言転出者と成績不良で順位戦から降級点を重ねて落ちた棋士の間で待遇に差があります。これにより連盟理事の要職に専念したりできるケースもあれば、遅刻を重ねて順位戦にペナルティを食らい続け降級となる前に一時金目当てで宣言転出した場合もあります。
将棋の公式戦とは対局料が新聞社をはじめとするスポンサーから貰える試合をいいます。将棋まつりや地方のイベントのような場合は非公式戦の場合が多いため、ギャラは高くはなりませんが郷土の棋士として人気があればフリークラスにもお呼びがかかります。棋士は順位戦の成績と竜王戦のランキングで待遇が大きく変わるため研鑽に余念はないものですが、勝負で魅せるより他の術に長けた人の才能のためにあるのがフリークラスと思ってください。
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公式戦=順位戦ではありません。
公式戦は、ここ
http://www.shogi.or.jp/kisen/index.html
の棋戦一覧に載っている棋戦のことです。
そのうち、全員参加の棋戦(名人・順位戦除く6大タイトル、朝日オープン、銀河、NHK杯)と年齢制限のある棋戦(新人王・加古川青流)がフリークラスの棋士が出場可能な棋戦です。(その他は、実績などによる選抜)
フリークラスの規定
http://www.shogi.or.jp/kisen/junni/kitei.html#free
をみれば解るように、
奨励会で活躍するも卒業できなかった棋士
年齢などの理由で、棋力が落ちた棋士
退役間近の棋士
の救済制度というのが実体でしょう。
>順位戦には出られないとのことでした。
順位戦は、予選がなくすべてリーグ戦。C級2組で年間10局。この10局分勝っても負けても対局料が入ってきます。
一方他の棋戦は、予選があり、予選は、トーナメント戦。基本1回負けると次にその棋戦での対局は無いので、全て負けると最低で9局分の対局料しか貰えません。
別の見方をすると、順位戦は、「基本給」、他棋戦は「歩合給」のような感じになります。
ということで、極端な表現(あまり良い表現でないですが)、「基本給を貰えない身分」と言うことになります。
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