2012年2月23日木曜日

将棋の順位戦のC級3組に在籍しているのとフリークラスに在籍しているのでは順位戦...

将棋の順位戦のC級3組に在籍しているのとフリークラスに在籍しているのでは順位戦の対局料以外にどんな差がありますか?
また、今までフリークラスに落ちた後、順位戦に戻った前例はありますか?


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順位戦参加棋士には対局料とは別に所属クラスに応じて基本給が毎月支給されますAクラスは70万円前後最下位のC2は20万円前後です、クラスが一つ上がると30パーセント昇給し降級すると30パーセント下がります、ちなみにフリークラスは基本給が有りません、同時に順位戦の対局がないのでフリークラスは収入面で非常に厳しい立場となります。



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順位戦以外の差はほとんどないと思われます。

C2もフリークラスも他棋戦では大体一次予選の一番下からです。



復帰条件は

①年間(4月1日~翌年3月31日)で17勝(新人王戦の資格がある場合は+1)以上

②年間の対局数が30局(新人王戦の資格がある場合は+3)以上

③良い所どりの連続30局(年度をまたいでも可)で20勝10敗以上

④タイトル挑戦・全棋士参加棋戦(NHK杯など)で優勝

(本当はもう少し複雑なのですが、砕いて書きました)



フリークラスに落ちた後復帰した例は2001年に伊藤博文五段(当時)が条件③で復帰した一例のみ。

初代内閣総理大臣と同姓同名ですが、大臣のほうは「いとうひろぶみ」、

こちらの棋士は「いとうひろふみ」と読みます。



フリークラスでプロ入り(普通はC2から)後昇級した、という例も以下の2人しかいません。

伊奈祐介六段…三段リーグで次点2回でフリークラス四段に→条件③でC2に昇級

瀬川晶司四段…プロ編入試験に合格してフリークラス四段に→条件③で(来年度から)C2に昇級


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C級3組はありません。2組までです。

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