将棋連盟「女流棋士の対局権利について」について、どうおもいますか。
http://www.shogi.or.jp/topics/news/200906/post_197.html
また、突っ込みどころ満載のようです。
>1.プロ棋士にとって対局は命であり、本人の申し出を尊重したい。
「日本将棋連盟を退会した者」の棋戦参加もその精神に基づくものである。
ころころ気の変わる人が、変な哲学を持ち出してきましたね。
プロ棋士と女流棋士の区別が明確でない書き方なので、これなら、フリークラスからフリー宣言したら、同じ扱いになる、と読めますね。引退後も同様です。
>2..今後フリ-宣言をした者の棋戦への参加は、正会員2名の連帯保証人をもって申し入れをすることが出来る。
連帯保証人は何の連帯責任を負うのか書いてありません。
まあ、このフリーへの積極性は、今後の棋界の動向にどう影響するでしょうか。
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○将棋連盟「女流棋士の対局権利について」について、どう思いますか。
●将棋連盟の混乱振りが明確になっています。
どうしてここまでこじれたのか、いくつもの団体と個人がそれぞれバラバラになっています。
本来だったら、奨励会を経由すべきところを省略しているのですから、その点を踏まえて将棋連盟が裁判を恐れずにキチンとした態度を採るべきだと思います。
○このフリーへの積極性は、今後の棋界の動向にどう影響するでしょうか。
●新たに別の女性専用の第二将棋連盟を創設するぐらいの意気込みなしで、現在の将棋連盟に依存しようとしているところに問題があると思います。
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全く空想の話ですが。
羽生名人がフリー宣言した場合、現役引退した棋士がフリー宣言して現役復帰を希望する場合、フリークラスの棋士がフリー宣言した場合、アマチュアがフリー宣言した場合、などなど、大変な混乱がおこりそうな気がします。
将棋連盟会長が、すべて決定するのも変な話です。
過去に、囲碁の呉清源先生が、読売専属の棋士、ということはありましたが。
北尾まどかさんの場合、棋戦主催者に、参加してもらうメリットはないでしょう。
参加させない理由もないでしょうけれど。
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主催紙を企業、棋士資格を入社試験に合格とすれば、一般的な社会と類似になるので、妥協点としては無難な内容でしょう。
主催紙が認めないと、入社出来ない。
入社時には、2名の連帯保証人のある書類を提出する。
普通の事ですね。
主催が認めなければ、成立しないのだから、細かい区別は必要ないでしょう。
連帯保証人の責任は、主催に何らかの被害を及ぼした場合の責任という、通常の内容でしょう。
しかし、元もと規定がなかった事の方が、それまでの特殊な体質を表していると思います。
必要な規定が無かったのが、追加されるのですからプラスには成るでしょう。
ただ、続々とあるべき規定が無い事が、出て来そうな予感がします。
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将棋ファンにとって、女流棋士の分裂は悲しい出来事です。
今回、将棋連盟の「女流棋士の対局権利について」の見解は、
「妥協」の産物と云う気がします。
何故なら、日本女子プロ将棋協会を退会した北尾まどか・女流初段は日本将棋連盟にも所属しない為、対局する機会がなくなるので、2名の連帯保証人があれば、対局を認めると云うもの。*日本女子プロ将棋協会を退会し、即、日本将棋連盟には加入出来ない事情がある。
囲碁界と同じ様に、将棋界も昇段システムを男女共通には出来ない事情もあります。つまり、将棋人口は圧倒的に女性が少なすぎる為、女姓を男性と同じ様な、本来の昇段システム=奨励会からスタートさせることは困難です。
つまり、女流棋士には大きな矛盾がある!
将棋が普及する為には、女流棋士が必要であるのだが、悲しいかな、現状では、まだ、女性の将棋人口が少なすぎる。だから、女性の将棋人口や将棋の普及の為、将棋連盟も実力を別として、女流育成会を作り、女流棋士の育成を行い、普及活動をして来た。
ところが、本体の将棋連盟の女流棋士に対する待遇の問題が浮上し、女流棋士の間に悲しい「分裂」が生じた。*プロ棋士なのに、満足に生活費が出ない等!
今回の北尾まどか・女流初段の問題もこの様な「分裂」問題から生じた、悲しむべき出来事ですが・・・
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