将棋のプロが廃業した後のアマ棋戦への参加制限の規定はありますか
元奨励会員のアマ棋戦参加制限というのがありますが、
プロが引退ではなく、廃業したら、アマですか。また、アマ棋戦への参加制限の規定はないのですか。
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そのような例がないために、規定を作っていない、というのが現状でしょう。
フリークラスに転出して、40代で廃業になるプロもそろそろ出始めますが、
アマ棋戦に出る元プロが出現しだしたら、規定ができるかもしれませんね。
ただ、元プロがアマチュアで出場する、というのは、本人のプライドが
許さないのでおそらくないでしょうが、出現したら問題になるでしょう。
基本的に将棋連盟のスタンスは、問題になることが理論上分かっていても、
実際に起きて問題にならなければ、取り上げない、ということがあります。
例えば、千日手規定は、以前は「同一手順3回」でした。
しかし、これではいつまでも終わらない可能性があり、この問題点も
指摘されていました。実際に米長-谷川のタイトル戦で、このような
千日手の規定を満たさずに、延々と終わらない千日手が出現し、
谷川さんが手を変えて、結局負けました。これがきっかけで「同一局面4回」に
変更になりました。
それ以外でも、以前に理論上問題になるルールに対して連盟に問い合わせた
ときには「問題になったことがないので、問題になったら考える」と言われたことが
あります。
【最後の審判】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E5%AF%A9%E...
という詰め将棋は、ルール上の問題を指摘したものの一つですが、
この件を連盟に聞いたときにも「実戦で出現して問題になったら考える」と言ってました。
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